【小林正観】結婚生活と愛情の話【紹介】

結婚生活と愛情の話

  

  

  

  

夫婦というのは

人格を磨き合うための

一番身近な存在として

一番磨いてくれる人と

必ず一緒になるようです

  

  

  

  

  

そのように

すごい強いエネルギー

をもって待機している人とも知らず

互いに惹かれ合って結婚

という状況になるわけです

  

  

  

  

どうして家族になって

一緒に住んでいるのかというと

一番、手厳しい言い方

をする人が他人なら

私たちは遠ざけることもできるし

顔を合わせないようにすることだって

簡単にできます

  

  

  

 

  

でも

そうすると

手厳しい批判者は

それっきり関わらなくなるでしょう

  

  

  

   

  

ところが

妻だとか、夫だとか

あるいは、

親 舅 姑 自分の子供とか兄弟

というう立場に置いておくと 

なかなか簡単には

縁を切って逃れること

ができませんよね

  

    

  

  

  

だからこそ

その批判者としての存在

にものすごく価値

が出てくるわけなんです

  

  

  

  

  

で、一緒になった日から

実は人格を磨く

(配偶者という名の砥石)

をもっている

  

ということがわかります

  

  

  

   

  

でも、とりあえず

すぐに別れないでいられるのは

愛情というもので結びついている

からなんですが

愛情というのは

どうも3年で消えてしまう

ものらしい

  

  

  

  

類人猿 

―オランウータンとかチンパンジーなどの霊長類―

の愛情は

3年までしか

もたないんだそうです

  

  

  

  

人間の愛情も

どうも3年で潰えるらしい

  

  

  

  

  

最初は

愛情で結ばれていた3年間

というものがあるんですけど

愛情を永遠のものだ」

と思って勘違いして

その愛情だけに

寄りかかっていると

  

どうも

3年で破綻をきたすらしい

  

  

  

  

「私は絶対にいつまでも

 この人を愛し続けよう」

と思っても

その気持ちは

3年でしぼんでしまう

   

  

   

  

  

同じように

「永遠にこの人から私は愛され続ける」

という自信を持っていても

  

動物学的には

  

どうも

3年で終わってしまうようです

   

  

  

  

でも

この人を嫌いにならない猶予期間

が3年あるのなら

   

その3年の間に

”尊敬”という概念

をお互いに作り上げることができると

  

「この人と一緒にいたい」

  

って思うようになるんです

  

  

   

  

  

   

それは相手の中に

尊敬できるところ

を見出すということも大切ですが

  

  

自分の中に

相手から尊敬されるもの

を作るというふうに

考えたほうが

より良いと思います

  

  

  

  

  

それは

夫婦の関係だけに限らず

親子の関係もそうなんですよ

  

  

  

  

  

こどもは

常に親に対して

愛情を感じる方向では来てる

  

  

  

  

  

けれど

親が尊敬できないような親だったら

必ず子供は

そっぽを向いてしまいます

  

  

  

  

  

親だから偉い

のではなくて

  

  

親だから

言ううことを

聞いてもらえる

のではなくて

  

  

子供から尊敬される親になる

ことがめざす方向でしょう

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 

おしまい

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