男性と女性
「まったく違う生き物」が
うまくやる方法
夫婦になるのは、
違う価値観を持つ相手を
「受け入れる(感謝する)」
ため
出典:ありがとうの魔法
自分の人生がつまらないと
思っている人がいたら、
それは
「自分だけを見つめているから」
かもしれません。
人生がつまらないと思ったら、
「自分だけを見つめないで、ほかの人を見つめる」
といいと思います。
夫という名の男性、
妻という名の女性が、
「家族」という形で
一緒に生活をしています。
でも、
男性から見る女性、
女性から見る男性は、
まったく違うようです。
まったく違うのに、
「価値観を同じにしよう」と
思うから、
問題が生じたり、
争いやケンカが起こるのでしょう。
男性と女性は、
もともと違う生物だと
思ったほうがいいようです。
男性と女性は、
火星人と木星人くらい違います。
「男性が認知症になったとき、
最後まで顔と名前を覚えているのが、
自分の妻らしい。」
「一方、女性が認知症になったとき、
最初に忘れるのが夫らしい」
という話を聞いたことがあります。
70歳を過ぎて妻に先立たれた夫は、
5年以内に後を追うように
亡くなることがあるそうです。
自殺ではなく、
体力気力を失って
亡くなるそうです。
男性は強そうに見えますが、
じつはものすごく
妻に依存をしているらしいのです。
一方、
70歳を過ぎて夫を失った妻は、
「15年以上生きる」ことが
めずらしくないようです。
妻は、
「30年も40年も一緒に
生きていた伴侶がいなくなってつらいわ」
と言いながらも、
元気に生きていきます。
男性と女性は、
まったく違う生き物と言えそうです。
ですから、
同じ価値観を持つことは
なかなか難しいのです。
どうも私たちは、
違う価値観を持つ相手と
「同じ価値観になる」ために
夫婦になるのではなく、
違う価値観を持つ相手を
「受け入れる(感謝する)」ために
夫婦になるようです。
夫婦ゲンカをする人は、
「これは自分の妻だ」
「これは自分の夫だ」
という誤解をしています。
その人は
自分の身内であり家族であるから、
何を言っても許されると思っていますが、
隣の家の男性が毎月給料を運んでくれている
と思ったら、
文句を言ったりしないでしょう。
「どこのどなたか存じませんが、
毎月、私たちの家族が
経済的に困らないように
してくださって、
ありがとうございます」
と、ただ手を合わせて
感謝するのではないでしょうか。
しかし、
夫婦となると違います。
疲労困憊して仕事から帰ってきた夫に、
「たまには、子どものキャッチボールの相手をしてよ」
と小言を口にする妻がいるようです。
隣の家の男性には感謝しかないのに、
自分の夫だと、
なぜそんなに厭みばかり
言ってしまうのでしょうか。
夫の側からすると、
どこのどなたかわからない女性が、
朝晩、食事をつくってくれたとしたら、
「どこのどなたか存じませんが、
朝食や夕食を用意してくださって、
ありがとうございます」と、
手を合わせて感謝するはずです。
他人だったら、
手を合わせて感謝するのに、
なぜ妻には感謝しないのでしょうか。
それは、
「家族という名の甘え」
があるからです。
だから、
原点に立ち戻って、
というより、
原点よりも
ずっと前まで戻って、
夫も妻も、
「この人はもともと他人なんだ」
と認識することが大切だと思います。
そして、
この他人の男性が私に対して、
たくさんのことを
してくださることに感謝する。
他人の女性が私に対して、
たくさんのことを
してくださることに感謝する。
男性と女性は
根源的に違うのですから、
同じ価値観にはなりません。
もともとは他人だと思うと
「感謝の気持ちが芽生えてくる」ので、
人間関係がうまくいくようです。
おしまい