お酒を飲みすぎる人は、
お酒の力を借りて
「悩みや問題」を
飲み込んでいるらしい
私の考えでいうと
お酒を飲む人は
飲み込みたいこと
(悩みや問題)
がたくさんあって
お酒というものを借りて
飲み込んでいるのではないでしょうか。
飲み込みたいものが
たくさんあると
お酒を飲むようになるようです。
「お酒を飲むな」
と言っているのではありません。
お酒に依存している人は、
飲み込みたいことがたくさんある状況を
作らないようにすることが
根源的な治療ではないでしょうか。
たとえば、
家に帰って
お酒を飲もうとするときに
妻が不機嫌で
笑顔をなかなか見せてくれないと
「何のために俺は働いているんだろう」
という不平不満を
「お酒の力を借りて飲み込もう」
と思うのではないでしょうか。
ですから、
奥さんは
ご主人が仕事から帰って
お酒を飲むとき
最初の30分くらいは
「あなたのお酒に付き合います」
と言って、
笑顔で、優しい気持ちで
お酌をしてあげるのはどうでしょうか。
「お酒をたくさん飲むということは
何か、飲み込んでしまいたいストレスが
あるのだろう」
と、思いやってあげる。
そして、
優しい笑顔を見せて
「いつも大変な仕事をありがとう」
と言ってお酌をしてあげる。
ずっと、付き合う必要はありません。
30分経ったら
「じゃあ、私はお風呂入るから」
と言って切り上げてしまえばいいのです。
そのように、
30分だけでいいから
お付き合いしてあげたら
如何ではないでしょうか。
そうすると
次第に、
お酒に依存しなくなるかもしれません。
もしかすると、
タバコを吸う人は
タバコの煙という形を借りて
吐き出したいものを
吐き出しているのかもしれません。
お酒を飲み
タバコを吸うということは
「自分はストレスに弱い、
すなわち弱い人間である」
ということが
見え隠れしてしまう気がします。
人間の「心理」を考えていくと
どうも、お酒は、そういう理由で
飲み込んでいるらしい、
タバコは、そういう理由で
吐き出しているらしい、
ということに気がつきます。
お酒とタバコに依存している人は
「人前で飲みすぎたり
人前で煙を吐き出すのは
辞めた方がいい」
ように思います。
なぜなら、
「ストレスにものすごく弱い」
ということを
他人にさらけ出している
ということになるかもしれないからです。
弱い人間であってもいいと思いますが
「自分は弱い人間だ」
と他人に自ら
さらけだす必要はないと思います。
出典:ありがとうの魔法
おしまい