「人生」=「自分の書いたシナリオどおり」の話
「人生」=「自分が主人公の映画」
と思えれば、
どんな事件も楽しめる
テレビがなかった時代に
つくられた映画より、
現代の映画は、
よりスペクタクルに、
よりスリリングに、
よりドラマチックに
なっている気がします。
ところが、
私たちの身近には、
「もっと楽しく、ドラマチックで、
スリリングで、ダイナミックな映画」
が存在しています。
その映画は、
ストーリーが波瀾万丈で、
次から次に
事件や出来事が起きて、
ラストシーンの予測がつきません。
登場人物は、
一人ひとりが
じつに個性的で、
おもしろく、
楽しい人たちばかりです。
さらに、その映画は、
フルカラーの「立体映画」です。
湯気の立ったおいしそうな
コーヒーを飲むこともできるし、
みずみずしいフルーツを
手に取って食べることもできる。
美しい山を登ることも、
美しい海を泳ぐこともできます。
映画の主演も、
監督も、
シナリオ(脚本)も、
すべて「自分」です。
映画のタイトルは『わが人生』。
鑑賞料金は、「無料」です。
この映画は、
長編映画で、
「自分」の寿命が
尽きるまで展開します。
もし、
寿命が100歳だとするならば、
30歳の人はあと70年、
40歳の人はあと60年、
50歳の人はあと50年続きます。
眠るとき、
「今日の分」の上映が終わります。
目を閉じると
「続く」と出て、
翌朝、
目を覚ますと
「続き」がはじまります。
この刺激的で楽しい映画を、
さらに楽しくする方法があります。
その方法は、
「不平不満・愚痴・泣き言・
悪口・文句を言わないこと」
です。
「偶然」の出来事も、
じつは偶然ではないらしい。
自分が生まれる前に、
「自分でシナリオを書いてきている」
ようです。
目の前の出来事に納得できなくても、
「自分の書いたシナリオ」である以上、
誰かを恨んだり、
呪ったり、
感情的になるのは
筋違いだとわかります。
「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句」の5つを、
私は「5つの戒め」として
「五戒(ごかい)」と呼んでいますが、
「五戒」を口にしないで
3ヵ月から6ヵ月すると
(個人差があるようです)、
宇宙から
「これをしてください」
という提示が届くようです。
この宇宙の提示を
素直に受け入れるようにすると、
映画『わが人生』は、
これまで以上に
ダイナミックに、楽しく、
急展開をはじめるらしいのです。
今までの自分の映画には
登場していなかった、
不思議で、魅力的で、
ミステリアスな人たちが
次々とあらわれるようです。
(急展開もじつはシナリオ通りなのですが……)
この急展開を
拒否しないで受け入れていくと、
肉体的にはきつく、
忙しくなるのですが、
悩んだり苦しんだり
迷ったりすることがほとんどないため、
毎日がワクワクの連続です。
そして、
「今日はどんな人があらわれるだろう」
「今日はどんな事件が起きるだろう」
と楽しんでいるうちに、
いつの間にか、
社会の中で、
ある種の「役割」を
こなしはじめている自分に
気づくようになります。
優秀なシナリオライターであれば、
後半の人生は、
もっと劇的で
もっとおもしろい
ストーリーを
用意しているはずです。
物事を
「好きだ」「嫌いだ」
で判断しないで
「宇宙の提示」
に乗るようにすると、
楽しくて素晴らしい
「40年映画」
「50年映画」
「60年映画」
が展開しはじめるようです。
出典:ありがとうの魔法
おしまい