【筒井淳也】結婚と家族のこれから【紹介】

結婚と家族のこれから

共働き社会の限界

  

  

  

  

  

私たちは、

いつから

「夫・妻・子」のかたちに

これほど依存するように

なったのか。

  

  

  

   

  

  

結婚すること、

家族を持つことが

万人に難しい時代、

社会学の視点から、

岐路に立つ現代社会を分析。

  

  

  

  

  

  

現在の私たちは、

「男性は仕事、女性は家庭」という

近代以降に形作られた性別分業体制を脱し、

「共働き社会」に移行しつつある。

  

   

   

   

   

しかし、

この共働き社会では、

結婚しない(できない)人の増加、

子どもを作る人の減少といった、

「家族からの撤退」をも生じさせた。

  

  

  

  

   

結婚と家族は 

これからどうなっていくのか――。

  

  

  

  

  

本書では、

男性中心の家制度、

近代化と家の衰退、

ジェンダー家族

男女ペアの家族の誕生など、

「家」の成立過程と歩みを

振り返りながら、

  

経済、雇用、家事・育児、

人口の高齢化、

世帯所得格差といった

現代の諸問題を

社会学の視点で分析し、

  

<結婚と家族のみらいのかたち>

について考察する。

  

  

  

  

  

✔️目次

はじめに

  

【第一章】家族はどこからきたか

  

第一節 家族についての話題三つ

 日本の伝統的な家族とは?

  

第二節 母・子と、それを守る存在

 男女関係が自由な古代社会

 古代日本社会と北欧社会の類似性

 夫婦の絆が弱い社会

 結婚は「人生の一大事」ではない?

 子どもを生み、育てる女性が頼るもの

  

第三節 「家」の成立

 「家制度」の登場

 その人物の「血」が必要になる

 姦通が厳しく罰せられる社会に

 農家と商家はどうだったか?

 「家の成立」と「権力」

  

第四節 「家」からの離脱

 明治時代――「家長」に絶大な権限が与えられる

 大切なのは「父親の血を残すこと」

 「家」から解放されるために

 工業化と「家の衰退」

 「労働者」の誕生

 揺さぶられる家制度

    

  

  

【第二章】家族はいまどこにいるか

   

第一節 男は仕事、女は家庭

 「近代家族」――性別分業の誕生

 政治的理由と経済的理由

 専業主婦の時代

 「家」からの解放と男性への従属

   

第二節 「お見合い結婚」の不思議

 日本の見合い婚の独特さ

 「アレンジ婚」と「恋愛婚」

 結婚の四つのパターン

 配偶者選択のデータ

   

第三節 「男性」からの離脱?

 親の口出しは娘の結婚に

 恋愛結婚のなかの不平等

 「理想の親密性」――経済的自立と自由

 ふつうだった「家族の多様性」

  

第四節 自由な親密性のための三つの課題

 家族の歴史の終焉?

 経済成長の鈍化

 無償労働と人口の高齢化

  

  

  

【第三章】「家事分担」はもう古い?

  

第一節 「家事分担」問題

 家事分担の悩み

 家事分担の問題はどうして発生するのか?

 圧倒的な不公平

 不公平の理由

 なぜ国は介入しないのか?

  

第二節 家事と格差

 家事サービスに求める水準が高まっても……

 技術が進化しても……

 「夕食の用意」「家の掃除」の割合

 家事は「スーパーで買う」わけにはいかない

 「所得格差」と「家事使用人」

 「利用」される格差

   

第三節 家事労働はこれからどうなるか

 「家族」の枠をはみ出す問題

 家事・ケア提供の「分岐点」

 「ケアが外部化」される現代社会

  

  

  

【第四章】「男女平等家族」がもたらすもの

  

第一節 「平等な夫婦」は目標になりうるか?

 共働き社会への移行

 海外のパラサイト・シングル

 「結婚・出産が当たり前でない世界」

 異性が一緒に住むということ

 共働き社会では出生率も高い

 共働き社会の落とし穴

 〝ナニーの憂鬱〟

 「ケアの機会」の不平等

  

第二節 家庭が(再び)仕事場に?

 「天国としての家庭」と衰退

 「家庭と仕事の世界の逆転」

 いざというときのセイフティ・ネット

  

第三節 共働き社会がもたらす格差

 所得と資産の不平等はどうして生まれたのか

 結婚が格差を生み出す

 同類婚が格差をもたらす

 お金持ちがお金持ちと結婚する社会

 格差を解消する結婚とは?

   

第四節 家族による格差にどう対応するか

 ワーク・ライフ・バランスの意図せざる結果

 個人所得への課税か、世帯所得への課税か

 分割か非分割か

 三つの税制の優劣

 日本の税制、世界の税制

  

  

  

【第五章】「家族」のみらいのかたち

  

第一節 家族と仕事のリスク・マネジメント

 「家族のみらい」について考えるために

 「共働き社会化」は社会の目標になるか

 少子高齢化は「自由な親密性のための経済的基盤」を失わせる

 家族がリスクになる社会

 「家族主義からの離脱」を

 「家族がなくても生活できる社会」に向けて

   

第二節 カップル関係は変わるのか?

 恋愛の「純粋な関係性」

 破壊的な恋愛の、もうひとつの側面

 「とっかえひっかえ」の恋愛

 恋愛の排他性と不貞

 不貞の理論

   

第三節 「公平な親密性」は可能か?

 いつから、家族に「感情」が集中するようになったのか

 「家族の不平等体制」の時代に?

 「私的領域における公正さ」

 「特別扱い」と「パーソナルさ」

 現代的な親密性のかたち

 結婚と家族のこれから

  

  

  

あとがき

  

  

  

  

  

  

   

  

✔️著者プロフィール

筒井淳也(つついじゅんや)

  

1970年福岡県生まれ。

  

一橋大学社会学部卒業。

  

同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。

博士(社会学)。

  

  

現在、立命館大学産業社会学部教授。

  

専門は家族社会学・計量社会学。

  

著書に『制度と再帰性の社会学』(ハーベスト社)、

『親密性の社会学』(世界思想社)、

『仕事と家族』(中公新書)などがある。

  

  

  

  

  

おしまい

  

しみりょう について

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